偽島とPOSTMANでの活動記録
(どうもIE以外推奨らしい。
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「ぶあっ…ぷっ!!!な、何だこの粉は!!マルク!!!」
わけのわからん粉を頭っから被せられて怒鳴る。
砂粒よりは細かく小麦粉などよりは粗い。少しキラキラと光ってる。
マルクはせっせと手の上の薬方紙で乾いた草のようなものに火をつけフッと煙を俺の方に吹いた。
「マルゥウウウウック!!!」
煙は紫で、でも少しいい匂いがしてヤなかんじだ。
「ははは、協力したまえよ、クローヴィス。あとワタシの名前はマルチェッラだ。ちゃんと呼んでくれ。」
「俺は実験台じゃない!これは何だマルク!!」
ふふーん、魔法に造形が深いお前も薬学は疎いもんなぁ。と何だか満足げにマルチェッラは腕を組んでいる。
口元が満足げだ。
ピッと指を俺に突き付けると言う。
「ワタシがしゃべる猫の話をしたのは覚えているかな?」
俺は身の上の粉を振り落としていいものか身をよじりつつ応える。
「トバモリーか?伝説かなんかの。」
ハァッ!っと、マルチェッラは絶望の仕草で大きくため息をつく。
道化師の俺よりずっと大げさで胡散臭い動作だ。
「お前魔法とかするし研究もするし宮廷道化師なのに、ロマンとか探究心とか、足りないよな」
俺はイライラしてきて歯ぎしりしたりしたけど、抑えた。
相手は一応レディなんだ。一応な。
「でぇええええ?猫がどうしたんだよクソアマ」
レディに向かってクソアマとか言うな。とマルチェッラも自分がレディだと強調した。クソアマ。
マルチェッラはしかし夢を見るように腕を組みロマンを体現した。
「トバモリーはきっといる!私はそれを研究をしたいのだ。
しかしそれにはまずトバモリーを見つけなくてはいけない!」
バッと、マルチェッラは手を広げた。長いローブがバサッと鳴る。
「そこでだ!
猫っかぶりも激しい猫の似合うお前に猫寄せパウダー」
「人に使うなああああああああああああああ!!!!!」
バフッと粉が舞って、二人はしばし咳きこんだ。
「げほげほっ・・・なんだよ、猫くらい寄って来た方が道化師として面白いって。
お前最近魔法使い扱いされてるけど、ちゃんと道化とかやれよあと帳簿にお前の美容費とかあってムカツク金よこせ。」
マルチェッラが口を尖らせてぶーぶー言う。
何か言ってること一貫してないし。
「俺は美しい道化師なの!魔法での奇術と自分の有り様がウリでご婦人にも人気なの!!
ちゃんと夜会は出てる!」
「でも戦争とか関係ないじゃんお前。ワタシは発明家且つ学者で戦争なんか関係ないぞ。
そうか、お前学者になれ。っつか助手でいいよ。」
俺は眉を寄せて言う。
「なにそれ俺に徴兵来てっから心配してくれてんの。」
マルチェッラは凄く嫌そうな顔で頭を斜めにした。
「向かないよお前。絶対向かないのに。ワタシは友人として同僚として、お前がいなくなるのが残念だと言ってる。」
「死にはしないよ。」
マルチェッラは俺を睨んだ。
「戻って来ないくせに。
あーあぁ、残念だ。出兵の2,3日前の夜は明けといてくれたまえよ。良い酒でも準備しとこう。
あと、その猫寄せはまぁしばらく効く予定だから、こっちにいる間はちゃんとしっかり猫よせてくれたまへ。
猫の毛は集めろ。別に使う用があるんだ。」
マルチェッラはそれだけ言うと踵を返した。
俺はあーあぁとか言って服についた粉を払って片付け始める。
…にゃーん
猫の声がした。
効果がてきめん過ぎて俺は肩を落とした。
わけのわからん粉を頭っから被せられて怒鳴る。
砂粒よりは細かく小麦粉などよりは粗い。少しキラキラと光ってる。
マルクはせっせと手の上の薬方紙で乾いた草のようなものに火をつけフッと煙を俺の方に吹いた。
「マルゥウウウウック!!!」
煙は紫で、でも少しいい匂いがしてヤなかんじだ。
「ははは、協力したまえよ、クローヴィス。あとワタシの名前はマルチェッラだ。ちゃんと呼んでくれ。」
「俺は実験台じゃない!これは何だマルク!!」
ふふーん、魔法に造形が深いお前も薬学は疎いもんなぁ。と何だか満足げにマルチェッラは腕を組んでいる。
口元が満足げだ。
ピッと指を俺に突き付けると言う。
「ワタシがしゃべる猫の話をしたのは覚えているかな?」
俺は身の上の粉を振り落としていいものか身をよじりつつ応える。
「トバモリーか?伝説かなんかの。」
ハァッ!っと、マルチェッラは絶望の仕草で大きくため息をつく。
道化師の俺よりずっと大げさで胡散臭い動作だ。
「お前魔法とかするし研究もするし宮廷道化師なのに、ロマンとか探究心とか、足りないよな」
俺はイライラしてきて歯ぎしりしたりしたけど、抑えた。
相手は一応レディなんだ。一応な。
「でぇええええ?猫がどうしたんだよクソアマ」
レディに向かってクソアマとか言うな。とマルチェッラも自分がレディだと強調した。クソアマ。
マルチェッラはしかし夢を見るように腕を組みロマンを体現した。
「トバモリーはきっといる!私はそれを研究をしたいのだ。
しかしそれにはまずトバモリーを見つけなくてはいけない!」
バッと、マルチェッラは手を広げた。長いローブがバサッと鳴る。
「そこでだ!
猫っかぶりも激しい猫の似合うお前に猫寄せパウダー」
「人に使うなああああああああああああああ!!!!!」
バフッと粉が舞って、二人はしばし咳きこんだ。
「げほげほっ・・・なんだよ、猫くらい寄って来た方が道化師として面白いって。
お前最近魔法使い扱いされてるけど、ちゃんと道化とかやれよあと帳簿にお前の美容費とかあってムカツク金よこせ。」
マルチェッラが口を尖らせてぶーぶー言う。
何か言ってること一貫してないし。
「俺は美しい道化師なの!魔法での奇術と自分の有り様がウリでご婦人にも人気なの!!
ちゃんと夜会は出てる!」
「でも戦争とか関係ないじゃんお前。ワタシは発明家且つ学者で戦争なんか関係ないぞ。
そうか、お前学者になれ。っつか助手でいいよ。」
俺は眉を寄せて言う。
「なにそれ俺に徴兵来てっから心配してくれてんの。」
マルチェッラは凄く嫌そうな顔で頭を斜めにした。
「向かないよお前。絶対向かないのに。ワタシは友人として同僚として、お前がいなくなるのが残念だと言ってる。」
「死にはしないよ。」
マルチェッラは俺を睨んだ。
「戻って来ないくせに。
あーあぁ、残念だ。出兵の2,3日前の夜は明けといてくれたまえよ。良い酒でも準備しとこう。
あと、その猫寄せはまぁしばらく効く予定だから、こっちにいる間はちゃんとしっかり猫よせてくれたまへ。
猫の毛は集めろ。別に使う用があるんだ。」
マルチェッラはそれだけ言うと踵を返した。
俺はあーあぁとか言って服についた粉を払って片付け始める。
…にゃーん
猫の声がした。
効果がてきめん過ぎて俺は肩を落とした。
***************
以下、設定の裏話自己満足的にちまちま。
クローヴィスの猫寄せ設定の話。
ポストマンのときよりちょっと前のー
家ドットが作業止まってるので、猫描けない。にゃー
も一つイタチの話が描きたいかな。
クローヴィスは名前から決めて、あとはサキっていうスコットランドの小説家の短編小説とかから色々ひっぱってます。トバモリーってしゃべる猫の話がある。
トバモリーの研究家の名前は変えたけど!
クローヴィスは元々別のキャラからひっぱってるのでイタチの本当の名前もサキとは関係ないけど、ここで呼ぶならスレドニ・ヴァシュター。
グレイプバイン好きなら知ってるかもしれないアルバム曲。
歌詞にトバモリー出てるな。
クヴィはともかく胡散臭くて気障ったらしく猫かぶってんですけど。
なんか結局素が出たりとか、このSSのとか結構素だよな。
っと、SS書く気分だったので色々書きたかったものが書き出せてよかった。
マルチェッラかわいい。
以下、設定の裏話自己満足的にちまちま。
クローヴィスの猫寄せ設定の話。
ポストマンのときよりちょっと前のー
家ドットが作業止まってるので、猫描けない。にゃー
も一つイタチの話が描きたいかな。
クローヴィスは名前から決めて、あとはサキっていうスコットランドの小説家の短編小説とかから色々ひっぱってます。トバモリーってしゃべる猫の話がある。
トバモリーの研究家の名前は変えたけど!
クローヴィスは元々別のキャラからひっぱってるのでイタチの本当の名前もサキとは関係ないけど、ここで呼ぶならスレドニ・ヴァシュター。
グレイプバイン好きなら知ってるかもしれないアルバム曲。
歌詞にトバモリー出てるな。
クヴィはともかく胡散臭くて気障ったらしく猫かぶってんですけど。
なんか結局素が出たりとか、このSSのとか結構素だよな。
っと、SS書く気分だったので色々書きたかったものが書き出せてよかった。
マルチェッラかわいい。
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